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ご覧いただきありがとうございます。
この前、親会社の人と雑談する機会がありまして
「若手がすぐ辞めちゃうんだよね~」
「すぐ辞める人を雇ってくれる会社なんか無いのにね」
と漏らしていました。
大変失礼ながら、率直に思ったことは
いやいや、いつの時代の話をしてるんだよ
でしたね。笑
もちろん本人には面と向かってそんなことを言ってません。あくまで「私がそう思った」だけです。
終身雇用制度も年功序列も崩壊しつつある今の時代。「ひとつの会社に長く勤めるのが正解」という価値観は変化しています。
自分のキャリアを主体的に選ぶ時代になったからです。
まあ、私も転職経験はゼロなんですけどね。笑
今回は、転職の経験がない私自身の警告も兼ねて
「転職"未"経験者は、転職市場で評価が低い」
ということに焦点を当てて話をしていこうかなと思います。
本記事があなたのお役に立てると嬉しいです。どうぞ最後までお付き合いください
Contents
転職”未”経験者が転職市場で評価が低い理由
理由①これまでの仕事での成果が、個人の力なのか会社の力なのか不明確
自分の能力と会社の能力を、ごちゃ混ぜにしてしまって転職に失敗する事例はとても多いです。1社だけでの仕事の成果は、本人の実力なのか会社の実力なのか判断が難しい。
例えば、10年間ほど家電量販店で勤めてきた会社員Aさんがいたとします。
そのAさんが転職活動をして
「商品を前期比120%売りました!」
「西日本エリアで1位の営業成績を取りました!」
と面接官にアピールしたとします。
これだけきくと、「Aさんすごーい!優秀だ!」って印象になるかもしれません。
しかし採用に慣れた面接官や人事は、
「その商品が売れた理由って、景気が良かったから、ではないか」
「そもそも、その商品そのものが優良で、誰が売っても売れる環境だったのでは?」
「営業成績1位って、売り上げが立ちやすい支部に、たまたま身を置いていただけでは?」
こう考えちゃうんですね。
営業で働いた経験がある人は共感してくれるかもしれないですけど、
- どのエリアに配置されるか
- どの商品を売る担当になるか
営業で好成績を収めるには、これらが重要項目になるんです。(そもそも、ほぼ運ゲーなんです。笑)
その会社員Aさんが1社目、2社目、3社目、と今まで複数の会社で勤めてきて、全ての売り上げに貢献してきてるなら市場価値は高いです。
考えてみればそうですよね。企業が欲しい人材は「どんな条件や環境でも成果を出せる人」
1社で成功してるよりも、複数社で成功している方が再現性が高いですしね。1社に居続けることは、自分の市場価値を高めることには直結しないんです。
だから自分の能力と会社の能力を、ごちゃ混ぜにしてしまって転職に失敗する事例はとても多いんです。
理由②環境適応力が無いと判断される
1社に長く勤めていた経歴は、必ずしもプラスになるとは限りません。
1社に長く勤めたことで
- 忍耐強い
- 会社への忠誠心が強い
- 簡単に辞めなさそう
このような印象を持ってもらうことは可能です。
しかし!「この人は環境の変化に耐えられるだろうか」という疑問を持たれてしまうのも事実です。
採用側からすると
そんなに長く続けられたなら、今の会社の方が良いのでは?
新しい会社、環境に適応できないのでは?
などなど、むしろ心配の方が勝っちゃうんですよね。
言い換えれば、「30代~40代で転職という環境の変化を経験していない」という事実は「弱点」としても認識されてしまう。とも言えます。
1社に長く勤めていた経歴は、必ずしもプラスになるとは限りません。
理由③主体性が無いと判断される
異動は「会社の意思決定」ですが、転職は「自分の意思決定」です。ここを間違えてはいけません。
「社内で、よく異動があるから定期的に環境が変わっている。正直、転職を経験しているようなものですよ」
そう思っているそこのあなた。危険な思考です。
外資系企業では、職務経歴書に1社しかなかったら「自分のキャリアを主体的に考えられない人」と判断されてしまいます。
そりゃそうですよね。
「自分の運命を自分でコントロールしようとするなら同じ場所、環境に居続けるなんてありえない」
異動と転職は=じゃないんです。
繰り返しになりますが、異動は「会社の意思決定」転職は「自分の意思決定」です。
自分のキャリアは自分でコントロールしよう
転職の回数をどのように評価するかは、業界や会社の価値観で大きく変わります。一概に「これ!」とは言えないんです。
大事なのは、自分が希望する業界・職種が、どのような人材を求めているのか。しっかりリサーチすることで自分のキャリアプランの参考になるんです。
変化の激しい時代を生き残るためには、変化の波に乗れる主体的な人間になること。
終身雇用制度や年功序列は崩壊しつつある今の時代。1社でしか働いた経験が無いのは大きなリスクなのかもしれません。
自分のキャリアは自分で「行動して」「選択して」「決定して」コントロールしていく時代。人生の主役は自分自身です。
どんな人生にしていきたいか。軸を大事にしていきましょう!
それでは!今回はこの辺で終わります。
最後までご覧いただきありがとうございました。ではでは!