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「お前さ、やる気あるの?」
かつて上司に言われたこの一言が、何年経っても忘れられません。
でも一番ショックだったのは、、、
その上司は“パワハラしてる自覚がゼロ”だったことです。
ご覧いただきありがとうございます。kouです。
みなさんは上司や先輩から、きつい言葉を浴びせられたことはありませんか?あるいは部下や後輩に、ついついきつく言ってしまったことあるのではないでしょうか。
もし、どちらかに当てはまるのであればこの記事を読んでほしいです。
パワハラというのは残念なことに言ってる本人は無自覚なことが多いです。もし自覚していたとしても
「あいつが悪い」
「これは愛の鞭だ」
「今回のケースなら仕方ないよね」
といった具合に自分のことを正当化しがちです。
そしてパワハラ発言を言われた側も
「あ、自分が悪いんだ」
と自責で捉えてしまうんです。
真面目な人ほどこの傾向は強いかな、と
これは部下に厳しい言葉を投げかけた経験のある人、もしくは職場で言葉に傷ついた経験があるあなたに向けて書いています。
微力ながらパワハラの被害者も加害者も減らすことに貢献したいです。
この記事が誰かのお役に立てると嬉しいです。それでは行ってみましょう!
実はパワハラに該当する発言
上司から部下に対しての「飲みに行くぞ」
部下がノリ気じゃないのに「飲みに行くぞ」発言はパワハラに該当します。
そんなわけあるか!
大げさすぎるわ!
飲み代は上司が出すのに!?
こんな意見が飛んできそうですね。
気持ちはとても分かります。私も全く同じことを思いました。
だけどもよくよく考えてみたら
- 上司から言われて毎晩飲みに連れて行かされる
- その上司の過去の武勇伝と説教をきかされる
- 次の日の朝からも仕事。
- その上司は昼から出社が許される。
こんなパターンなら十分パワハラが成り立ちますね。まぁ、さすがにこれは極端な例ですけどね。
でもこれに近い経験みなさんもあるのではないでしょうか。ちなみに私は何度もあります。
なんならこれ、私の実体験です。
「上司の誘いなんて断ればいいのに」と思う方もいるかもしれません。確かにド正論です。
しかし考えてみてください。
自分がまだ未熟なときに、年上で怖い先輩や上司に「飲みに行くぞ」と言われて「いや、自分は行きません」ってシンプルに言いにくいですよね。
はっきり断れる人は少数派です。後輩、部下というだけでその人は弱い立場にあるわけです。
上司や先輩に嫌われてしまったら仕事はやりにくくなるし評価もされにくくなります。人間は感情で意思決定するのでこの現象は必ず起こります。
だからこそ上司の人たちは今からいうことを必ず理解しておいてください。
上司の目線では「嫌なら断ればいいやろ」くらいの軽い誘いだったとしても、部下からしたら「上司に(おれに)嫌われたくなければ飲みに行くぞ」というニュアンスで捉えられてしまいます。
なので上司は部下に対して「飲みに行くぞ!」と断定的に言ってはいけません。「都合が良ければ飲みにいかないか?」と断りやすい誘い方を意識するべきです。
そして部下と飲みに行くときは
- 求められてないアドバイスをしない。
- 部下の話を聞くに徹する。
- 「一緒に飲んでくれてありがとう」と感謝を伝える。
- 早い時間で切り上げる。
最低限ここまでは意識するべきです。
「やる気はあるの?」
熱血体育会系部活だと頻繁に聞くセリフですね。私も中学、高校の頃は厳しい部活だったので毎日のように言われていました。
「お前やる気あるのか?」
「ないなら帰っていいぞ」
これに対して「ないです!」といえば当然ブチギレられるし「あります!」といえばウソつけ!とブチギレられます。
もう詰んでる問いかけですよね。
これ「やる気あるのか?」と問われたときに、なんて答えれば相手を納得させられるんですかね?いまだに正解がわかりません。
なので仕事においても「やる気」という言葉は使うべきではないということです。
突然ですがみなさんに問いたいことがあります。
「やる気がある」とはどんな状態でしょうか?
実はやる気という言葉は大抵の人が意味も分からずになんとなく使っている雰囲気言葉なんです。
やる気の正体とは何なのか。
目の前の作業に高い集中力を持っている状態なのか。なんとしても結果を出そうとする意欲の高い状態なのか。
やる気の正体が分かったとしてそれが「ある」とはどういう状態なのか。
一定以上あればいいのか?MAX必要なのか?相対評価なのか?絶対評価なのか?
あ~おれ今やる気の基準点超えてるからやる気あるわ~
って答えられる人はいるのでしょうか?私は会ったことありません。
誰もやる気がある状態なんて知らないんです。こんな曖昧な概念を職場で使っても何の意味もありません。
仕事に限らず日常でも無意味な言葉です。それなのになぜみんな使いたがるのか。
上司、先輩、先生、親と呼ばれる人たちが「やる気」という言葉を多用する理由。
答えはシンプルです。
根気よく何度でも説明する忍耐力がないからです。
みんな楽をしたくて「やる気はあるのか?」という、教えた風に振る舞える言葉を使ってしまうんです。
実際にそれを言ったところで何のアクションにもつながりません。ただ圧力をかけるだけのパワハラ発言です。
相手に対してマウントをとっているだけですね。そんなマウントをとるだけの未熟な人の話を聞いても時間の無駄です。
これを見ているあなたも今後は「やる気」という定義の分からない言葉は一生封印しちゃいましょう。
「お前(あなた)のために言っている」
これは気付かず言っている人がとても多い言葉です。これほど自己矛盾の塊の言葉があるでしょうか。
この言葉は相手のことなんて1ミリも考えていません。自分の考え、価値観を相手に押し付けたいだけで、相手の話を聞く姿勢はゼロです。
タチが悪いのが「あなたのため、お前のため」という反論できない言葉を使っていることです。反論すると自分を思ってくれてる人を否定することになってしまいます。
その反論しにくい気持ちを利用して強制的に自分の主張を相手に飲み込ませようとしているのがタチが悪いところです。
本当に嫌われる勇気をもって相手のためを思って言ってくれている人は、相手に価値観を押し付けるなんてことはやりません。
人は人、自分は自分、と課題の分離がしっかりできているからです。
考え方が違ったとしてもあなたの存在を承認してくれる人、それこそが本当にあなたのためを思ってくれている人です。
決して価値観を押し付ける人ではありません。「お前(あなた)のために言っている」は絶対に言ってはいけないパワハラ発言です。
さいごに
みなさんは上司や先輩からきつい言葉を浴びせられたことはありませんか?あるいは部下や後輩に、ついついきつく言ってしまったことあるのではないでしょうか?
一言でパワハラと言ってもいろんなケースがあります。なので今回は発言内容に焦点を当てて話をしました。
冒頭でもお伝えしたとおり微力ながらも私の発信でパワハラの被害者も加害者も減らすことに貢献できたら嬉しいです。
完読していただきありがとうございます。励みになります。
最後まで見てくれてありがとうございました。ではでは、次の記事でお会いしましょう!